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暢気眼鏡の日々

京都市在住のイラストレーター、ナカガワ暢の日記です。

沙門空海唐の国にて鬼と宴す

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す
全4巻
昨夜読了。

――生も死も、ひとつものぞ。生まれ、生き、死ぬ―この三つそろうて初めて
生きるということができあがっている。生まれることも、死ぬということも、
生きるということの違うかたちの現われにすぎぬ――

前夜に聞いた獏さんの朗読とふたたび、活字で出会う。
あたまのなかでKyの奏でる調べが流れ、獏さんのこえで物語は終焉へと向かう。
私の描いた獏さん。Ky。空海。
もまた。あたまのなかでくるくるまわる。

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高野山開創1200年(平成27年)プレイベント
空海・生命(いのち)の海 夢枕獏+Ky [キィ] 朗読コンサート
@高野山金剛峯寺奥殿
はおととい5月31日のできごと。

当日スタッフとして、私も参加しました。

高野山金剛峯寺。

ずんずん山奥へ。
ずんずん山頂へ。
電車での車窓。道中。新緑が、目にまぶしく。
わけいってもわけいってもあおいやま。
圧倒的な力でこっちに迫ってきて、ただただ見とれるばかり。

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高野山では
私のイラスト(正確にはコンサートのポスター…)がいたるところに貼られていて大興奮。
写真をパシャパシャ。
なれど、興奮しすぎてほとんどがピンボケ。
わたし、アホです、ハイ。

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高野山を軽くお散歩して。
いざ。会場の金剛峯寺奥殿へ。
さすがの金剛峯寺。
さまざまな絵師たちが描いた襖絵のかずかず。
もっとみたいよおうと、心でさけびつつ、受付の女Aに変身。
きっと高野山再訪してじっくりと見たいとおもいます。

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いざチケットの受付。
何度もしてるのにやっぱり慣れないチケットの受付。
ものすごーく有能かつ親切な高野山の寺務員さんのフォローで何とか。

この日はじつは【堅精(りっせい)】という
1200年前にお大師様が明神様を高野山に勧請された特別な日。

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行道お見送りをして、いざ、コンサートが始まりました。
受付をササーっと片付けて(ここだけ動きが早い…)会場へ。

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…はい、ナカガワ、アホです。ピンボケ野郎とおよび下さい。
きっと、興奮の余り手が震えたのよ…。

本当に素晴らしかった。
獏さんのことばのひとつひとつがまるで、音楽のように感覚的にこころに入ってくる。
Kyの音色が獏さんのことばとともにことばにできない「意味」を持って、迫ってくる。
まるで時代も国も飛び越えて。唐で空海と共に宴をしているような錯覚にさえ、なる。
そして、物語の始まりの頃暮れ始めた陽は
このすばらしい異界に魅了され翻弄されるうちに、どっぷりと暮れ、
美しい青い光に庭はいつの間にか妖艶に照らされていました。

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そのよるの打ち上げという名の宴もまた、ほんとうにたのしく。

獏さんをきっかけに知れば知るほど。
その画力、奔放さをただただ尊敬していた
イラストレーター寺田克也さんと会うことも出来(ハナヂモノデス)。

おつかれにもかかわらず色々と気遣いしてくれる
麻紀ちゃんの気遣いに胸を打たれ(ツメノアカホシイ)。

すばらしい小説家。
すばらしい楽士。
すばらしいお客さま。
すばらしい高野山。
すばらしいスタッフの方々(without non)。

すべてがそろったからこその奇跡のような一夜ができて。
そこにわたしがいれたこと。本当に光栄に感じました。

■ ■ ■ ■ ■ ■ 


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次の日。京都で用事があるので早く高野山でなくちゃいけないのに。
獏さんが行ったほうがいいよ!と推してくれた奥の院へ4時半起きで行き。

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若いお坊さんと共に高野山を下山し。

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なれど、寝過ごして、けっきょく遅刻して京都入りした、
どこまでもアホなナカガワなのでした。

ともあれ
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」

ど傑作です。是非読んでくださいな。
ね。空海さん。

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  1. 2014/06/02(月) 19:37:36|
  2. ライブなのだ!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

お忘れなく

暢さんもまた奇跡の空間に無くてはならぬピースです。

高野山でも、京都でも。
  1. 2014/06/02(月) 21:29:37 |
  2. URL |
  3. すらんぷ8、 #-
  4. [ 編集 ]

Re: お忘れなく

すらんぷ8さーんー。
そない泣かせることを。
キヨミを地で行くよなわたしにいつも温かい言葉。
感謝感謝です。
  1. 2014/06/02(月) 21:45:48 |
  2. URL |
  3. nonkimegane66 #-
  4. [ 編集 ]

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