FC2ブログ

暢気眼鏡の日々

京都市在住のイラストレーター、ナカガワ暢の日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

特捜9最終回

夢を見てたよにあっという間。
それが今クールの特捜9でした。

12_20180613003020e4f.jpg

去年の渡瀬さんの死。
私ですら頬を思い切りぶたれたようなショックを受けて。
つまりそれだけ、人の心の奥深くまで沁み込む
魅力を持った唯一無二の偉大な人で。
渡瀬さんの死は、はたから見ても、
痛々しいほどに9係のキャストの皆さん、
スタッフの皆さんを深い悲しみに突き落としました。

そんななかでやり遂げた去年。

渡瀬さんのいつも言っていた言葉。
「一人でも欠けたら9係ではない…」

もう次はないかもしれない。

一年前。私は思いました。

だから続投の話を聞いたときは
少女漫画ヨロシク視界に花が咲きました。
ちょっと泣きそうでした。
「特捜9(ナイン)」というタイトルを
聞いたときはちょっと笑ってしまいました。
金丸さん(プロデューサー)は
結構いいタイトルと思うんだよ、といいました。
そして金丸さんはこのとき
このメンバーでこのドラマをまた撮れることは、奇跡だと思う
とポツリと言っていて
ここに漕ぎ着けるまでたくさんの苦労があったんやろうな、
奇跡を起こしてくれてありがとう、と思いました。

一話目の台本(準備稿)を読んだときは、深沢正樹さんの脚本に震えました。
そこには9係から特捜9へと変わるドラマが
鮮やかに描かれていて深沢さんの
真骨頂を見た(読んだ?)気がしました。

わたしはその内容をふまえ、
桜舞う中、再び集結する9係メンバー。
新たに加わる 宗方班長そして新藤刑事。
小宮山さんの持つスマホの向こうに加納係長。
そんなイラストを描きました。

そして私のイラストの表紙で届けられた第一話の台本は
スタッフみんなで推敲を重ねられ、さらに素晴らしいものになっていました。

飄々としているのに重みのある寺尾さん。
空気が読めないキャラのようで
驚くほどに礼儀正しく謙虚な山田さん。

12年一丸となって作り上げたチームに
驚くほど自然に溶け込んでくれました。
その背景にあったであろうプレッシャーを思うと、
もう、ただただ、感謝しかありません。
そして、おふたりの役者としての
凄さに舌をまきます。

そして。9係のメンバー。
キャストの方も、スタッフの方も。
気迫、すら感じられる、毎回の面白さ。

このメンバーでドラマを撮れることが、奇跡だと思う

そんな思いがひしひしと感じられて。

同時にみんなが全力で加納係長を
生かしている、ようで。

この必死さは
ここで加納係長は、渡瀬さんは生き続ける
と言っているようで。

私は今期の特捜9で、
なんていうんだろう、
最大級の愛の体現を見ているような気がしました。

さて。
ありがたいことにそんな特捜9は
高視聴率にも恵まれて評判も好調。
そして最終話が明日です。

11_20180613003018e19.jpg


なんと。
最終話の、めちゃくちゃいいシーンの
撮影にわたしは立ち会うことができました。

テイクのたびに泣いてしまいました。
最近涙もろいな、私と、
周りを見たら、周りも泣いていました笑。

それは、あたたかい、だいじなひとを
ハグしたくなるような、シーンでした。

9係は1度解散し、
そして新たなかたちで
再び特捜9として集結する。

最終話の物語は
そのまま事実と重なります。

そして、そこには係長もいます。

ぜひ、見届けて下さい。

打ち上げでね、
ある人がいいました。

たとえオンエアがなくなったって。
毎年このメンバーで集まって
このドラマを撮りたいと。

係長が苦笑いをしている気がしました。

スポンサーサイト
  1. 2018/06/13(水) 00:34:25|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

新宿ゴールデン街のひとびと

1_20180601124656291.jpg

5月。
沢山遊び、沢山出会い、沢山刺激を受け、
沢山感動をして、沢山食べて、沢山寝ました。
あ、それなりに仕事もしました。
結果、乏しい財布に沢山震えていますが、充実した1ヶ月でした。
そのなかの一部を書きます。

6_201806011248569a7.jpg

5月某日。新宿ゴールデン街にいました。
伝説のハードボイルド喜劇役者であり
日本冒険小説協会会長内藤陳さんが営んでいた
新宿ゴールデン街・深夜プラス1。
軟派者の私は陳さんとしっかり語らうこともできないまま
陳さんは旅立ちましたが、
今も陳さんの一番弟子の須永祐介君(現深プラオーナー)にはよくしてもらっています。

7_201806011254543a7.jpg

そんな深夜プラス1にも行きたかったけど、この日はお休み。
でも今回はメインの目的は別にありました。
目利きの祐介君の推す本を著者のお店にて手に入れたかった。
新宿で伝説の酒場をつくり突然閉めアマゾンに行き、
ふたたびゴールデン街に帰ってきた写真家佐々木美智子さん(84才!)の本。
祐介君や陳さんも含む新宿ゴールデン街の300人の写真と文を
独特なスタイルで書いています。

3_2018060112451508e.jpg

敬愛の念を込めて以降おみっちゃんと呼ばせていただきますが、
おみっちゃんのお店は新宿ゴールデン街二階ひしょうと言います。
くるくる道に迷いながら、シンプラと同じ筋に発見。
会員制と書かれて閉じた扉に緊張が走ります。

5_20180601124517f04.jpg

でも、私は祐介君に紹介してもらったんだからと扉を開けると
漫画みたいに急傾斜の階段。
段の幅も狭いので気を付けながら
84歳の方が昇り降りできるの???と疑問も持ちながら2階へ。
上がるとそこは歴史がしみたあたたかい空間。
だけど誰もいない。10回ほど声をかけると三階からおじさまが。
「おみっちゃんいない?」
おみっちゃんの弟さんらしい方とビールをのむ。
ほどなくおみっちゃんが帰ってくる。
おみっちゃんとのまったりした会話。

弟(さん)にアイスクリームを買いにいってもらったら
バターを買ってきたの(!)、どうかしてるでしょ?(…たしかに…)
で、違うと言ったらもう一回買いにいってくれたの、
でもアイスクリームじゃなくてプッチンプリンを3個も買ってきたのよ(!!!!)、
仕方ないから、私が買いにいったわよ

と言いつつ、手元のコンビニ袋には
アイスクリームではなくポカリスエット(のようなもの)が入っていて
おみっちゃんはそれを飲んでいる。
思いがけずアットホームで不思議な会話に癒されつつ、
本を買いたい旨伝えると、
本お買い上げのお礼にとプッチンプリンを頂く。
久しく食べていないプッチンプリン。そして飲みかけのビール。
どちらから先に進めようかとしばし迷い
先にプッチンプリンを食べる。
意外におなじラジオ番組が好きだったりして
安住紳一郎の素晴らしさを語り合う。
するとおみっちゃんの北海道の親戚から海の幸が届く。
おみッちゃん兄弟の二人の目が輝く。
北海道にお礼の電話をしてから皿に海の幸を取り分けてくださるおみっちゃん。

ビックリするほど新鮮で美味しい。
二人は色んな人に電話をして、海の幸を食べにおいでと誘い出す。
二人の声が部屋に響き渡るので電話の相手の人は聞き取れるのかと思うが
おかまいなしに、二人は電話し続ける。やさしい。なんとあたたかい。私は無性に面白い。
お誘いもひと段落して私も含め三人で並んで座り、海の幸を堪能する。
まるで親戚の家に来たような心持ちになる。
弟さんから海の幸には日本酒だよと珍しい北海道の日本酒をお裾分け頂く。
少し京都の日本酒に似ている気がする。
ふしぎでたのしいひとときを楽しみ、異常に急な階段をゆるゆる下り、
新宿ゴールデン街を後にした。
帰り道、頂いたニシンの干物が鞄から海の匂いをさせていた。

4_201806011245161f0.jpg

貪るように読んだ。
佐々木美智子さんことおみっちゃんの300人に添えられた文章は柔らかく魅力的。
写真は衝撃的に確信的に画像も荒くおまけにドアップ。
決して奇をてらってこうしたわけではないだろうに、色々が奇抜。
しかも84才の女性の著作。しびれるほどに感動した。

8_20180601131445639.jpg

内藤陳さんの著書の
「読まずに死ねるか」というタイトルも思い出す。
世界はゾクゾクすル様な面白いことが転がってるな、と思えた
新宿の夜でした。

2_2018060112451365a.jpg

  1. 2018/06/01(金) 13:23:52|
  2. 暢気な日々なのだ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。