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暢気眼鏡の日々

京都市在住のイラストレーター、ナカガワ暢の日記です。

滑り込んで今年はお世話になりました。


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先日、お世話になっているデザイン会社の忘年会に行きました。
およそ40人でつつく鍋。
360度見渡す光景は、ビール注ぐヒト注がれるヒト、
立ち話が止まらないヒト、百戦錬磨鍋奉行、椎茸ばかり狙うヒト(私)、
みんな赤ら顔でワイワイ、これぞ、ザ・忘年会。
社員体験のない私は、ビール注ぎアイっこプレイが楽しくって、
ついついのみ過ぎてしまいました。ヌハハ。
スーパー戦士ぞろいの会社の皆さんはスピーチも粋で面白くて楽しくて。
一方、わたしは、スピーチにて日頃お世話になってる方の面白エピソードを暴露して
自分で言って自分でヒイヒイ大爆笑。
あかんやつです(苦笑)。そんな私も優しく包んでくれる、最高の忘年会。
〆の社長の、はにかみながらの社員のかたや私たちへの
愛ある言葉にこころがほっこリと温まった夜でした。

さて。
日々、にやにやSNSをサクッと更新するようになってから
見事に、ブログが途絶えてしまいました、軟派な私です。
いやいや、だからこそ、大晦日にサクッと更新しちゃおうぜ、
という魂胆が、さらに軟派だな。すみません。

ブログに綴りたかったことはいろいろあって、

祇園Rinkenさんでの個展のことや
京都新聞カレンダー2019のイラストを描かせていただいたことや
映画「輪違屋糸里」パンフレット裏表紙に私のイラストを載せていただけたことや
ほかにもいろいろ。

今日全ては書ききれぬので、
Rinkenさんでの忘れがたい思い出だけでも書きたいとおもいます。

Rinkenさんの個展では多くの方がお越し下さってうれしかったのですが
そのなかにAさん、私の大学時代のバイト先の店長が来てくれました。
割と厳しい店長さんだったけど、ナイスガイでキレモノ若店長だったAさんは
バイト先では結構モテて、バイト仲間のメヒョウちゃん(笑)が
目をギラギラネトネトさせていてびっくりした覚えがあります。
全く相手にされておりませんでしたが。
私がバイトをやめた後も個展に顔を出してくれたり一緒にごはん食べたり
いつも気にかけてくれてご夫婦で仲良くしてくれました。
この個展では久しぶりにお会いできて、しみじみと
「もう、中川は、だいじょうぶやなあ」と言ってくれて、
なんかじーんときました。
そんなAさんが「今日はいっとかなあかんことがあるんや」と
ちょっと真剣な顔で話を切り出しました。
私より少し上のAさんは、先日、会社を辞めて
ある島にご夫婦で引っ越して、島の林業を手伝いながら
自給自足の生活をして生きていく事に決めたそう。
年齢的にも、スタートするなら、一刻も早くと。
だから、もう個展はなかなか来れないな、と。

Aさんご夫婦は、自然が好きで
自分の歩みを大事にするおふたりで
でも、それは大変な決断と言うことはわかりました。
「リスタート、するわ」という言葉が耳に残りました。

いつかきっと、その島に行くね、と約束をして別れるとき。
私は唐突に、あることを思い出しました。
大学時代、新人イケメン店長のポケットに納まっていた
ポ-ル・スミスのカラフルでオシャレな財布。
わー。おしゃれだなあ、なんて思っていた財布。
いま、Aさんの使う財布はポール・スミスなんてこじゃれた財布ではない気がする。

「今、どんな財布使ってるんですか?」

Aさんが笑いながら出した財布は使い古されて茶色くなった
遠い昔に私が見た、その、ポール・スミスの財布そのものでした。

最高やん。

と思いました。

今年もまた、いろいろな方に本当にお世話になりました。
本当に本当にありがとうございました。
個展ではひげをつけたり、ベリーダンサーminoriちゃんとコラボしたり、たくさん遊んだりもしました。
人とつながることで自分だけでは生み出せない色々があることをあらためて実感した一年でした。
去年無事迎えることができたナカガワ暢画業10周年。
今年は11年目ということで身に余るお仕事も色々と頂きました。
でも、割といっぱいいっぱいギリギリセーフと、いう感じの一年だった気がします。
来年は私にとってもあらためて「リスタート」の一年として、よりお仕事にガッツリ向き合っていけたらと思います。
もっと、一つ一つに寄り添えたらな、と思います。
暢気さは忘れずにね。

来年もどうぞ宜しくお願いします。

ナカガワ暢





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  1. 2018/12/31(月) 13:00:09|
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下鴨納涼古本まつり

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みなさま、残暑酷暑、お見舞い申し上げます!
祇園祭の鉾巡行を見た一日だけで
しっかり日焼けはして(油断大敵)もう夏は満喫しました、と。
以降、夏から逃げて逃げて逃げて、すっかり引きこもりのわたくしです。
引きこもって、とある仕事で個展並みに
せっせとイラストを描いたこの一ヶ月でした。
何を描いたか、いつご報告できるかな?
おたのしみに!

といいつつ昨日から始まりました
下鴨納涼古本まつり
私にとって、夏の欠かせないおまつり。
80万冊の本が糺の森に出現します。

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さて。

私は古本やさんたちの会話が好きです。
気取らない言葉にちょっと辛味が効いてたり面白みがあったり、
言葉を知る人たちの会話は豊かで心地よくてワクワクします。
一方で私のおしゃべりは無駄に長くて下手なのだけれど
皆さんの優しさに甘えてつい気づけばタラタラ話していたりします。


私、自宅の本棚の古本まつりで集めた本たちを見ると
みんな私好みやん~!最高の本しかないやんーって
ウットリしちゃうんですよね~。

と言ったらちょっと呆れた顔で笑われてしまいました。
我ながら恥ずかしいナルシスト発言だけど、事実。
好きな本しか買わないし、手元にあってほしい本しか買わない。
歳を重ねるたびに買った本を後悔することが減ってきました。
妥協はしないのに、本に惚れっぽいのか、
永久に私をメロメロにしてくれるような本とすぐ出逢ってしまいます。
自宅にて、少しずつ集めたそんな愛おしい本たちの背表紙を見ては嬉しくなるし、
パラパラ見ては同じ個所でキュンときて、優越感にひたってしまう。
巻末の古本やさんの札を見て、この本はあちらですか!と店のかたの顔を思い出し
そういえばこの本買ったときこんなことあったな~とニタついたりと、
本との出逢いも意外と覚えている。

古本まつりで運命のように出会った宝物たちは無論
ネットでポチリスタイルではまず辿り着けない本ばかりです。
そして振り返ってみたらこの宝物がなければ描けなかった絵も多いように思います。
今回の古本まつりではどんな本と出会えるかな。
期待に胸を膨らませながら。目の前のいとおしい本たちを眺めながら。
あしたいくつもりの古本まつりに今からワクワクが止まりません。

「第31回下鴨納涼古本まつり」
:2018年8月11日から16日
下鴨神社糺の森
〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
10時~17時30分(最終日16日は16時にて閉場)
  1. 2018/08/12(日) 15:42:26|
  2. 古本市なのだ!
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京都旅行

それはとても素敵な京都の旅だった。

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私は有り難いことに色々な絵の仕事をさせていただいている。
最近は2軒、一棟貸しの宿に絵を飾らせていただいた。
そのうちの一軒、西陣やまがたさんがなんと一泊をプレゼントしてくれた。

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やまがたさんも素晴らしい京町家の美しい宿である。
フリーで絵を描いてきて11年目。
他力本願ながら心配ばかりかけている両親にプレゼントすることにした。

当日昼過ぎに両親が京都に到着。
東映映画村を楽しんでもらうことに(ここもコネを使っての他力本願)。
昼は映画村に隣接する撮影所の食堂をご馳走(本来は撮影関係者以外は入れません、特別ね)。
定食300円也。三人分が千円でお釣りが出る。
だけど○○さん、いはる!と私に耳打ちするハハ、
納豆が置いてあるのは関東からのひとも多いからに違いないと耳打ちするチチ。
安上がりのご馳走も、両親は喜んでくれた。

まずは映画村へ。
私も初めて入る大衆演劇。
激突!忍者ショー『サスケ』。

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老若男女、海外の人もいて盛況。
飛んだり跳ねたりの大活劇でチチハハも歓声をあげたりして、私はそれを見てご満悦。

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京都太秦美空ひばり座の資料は
美空ひばりの資料もすばらしいのだが何より
東映京都の歴史、資料が素晴らしい。
私も実は初めてで大変面白く、
そもそも私の映画好きはハハに起因するのでふたりでテンション上がり、
チチは、でも俺だって片岡チエゾウがな…と珍しく加わり、映画話を楽しんだ。

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時代劇のセットによく使われる時代劇セットもぐるぐる楽しんで。

映画村を楽しんだあとは京都に来ていた東映プロデューサー金丸さんたちに(忙しい方たちなのに!)
特別に撮影所を案内してもらう。
超贅沢なひととき、撮影所の裏舞台に目を輝かせる両親。
伝統ある東映の巨大なスタジオや色々に両親も私も興奮の渦だった。

私も何だかすっかりはしゃいでしまい、心地よい疲れのなかでいざ今日の宿、西陣やまがたさんへ。
ハハは金丸さんが私のイラストを誉めてくれたことが嬉しいらしく、しきりに話してくれる。
確かに金丸さんはとても嬉しい最上級のひとことを言ってくれたのだけど
ハハのなかでは一言をみるみる増大させて脚色させていて、
永遠私を誉めちぎるので、チチと呆れて親バカだなあ、と思いながら聞いていた。
でも私も沢山金丸さんに親自慢をしてしまったので、まあ、つまり、平和な馬鹿家族と言うことかも知れない。
家族であえてのファミレスで晩御飯食べたあと、
やまがたさんでビールを飲みながらだらだら。
家族でテレビを見ながら、私は仕事の絵を描きながら夜を過ごす。
テレビではチチの生まれた伊勢の特集が偶然していて、チチのサブ音声を楽しみながら、
伊勢の知識を深める。さすがにチチは色々知っていてハハとビックリ。

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豪華な桧風呂に入り、チチが2階の寝室へ。
ハハは珍しく夜なべしていたが、12時過ぎに2階へ。

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ひとりになった1階はさらに広く、心地よい。まずは桧風呂を楽しむ。
行儀悪いけど風呂のなかで本を読む。
三文オペラの話をはじめて知る。香りが素晴らしい。
風呂からあがってからもビールを飲みながら仕事をする。
旅館などで仕事に専念した文豪みたいな気分になる。
外をみると小さな紅葉が風に揺れている。雨が降っている。
タブレットを開けて、SNSをみて、先日信州で広い背中をなでなでしたばかりのMさんの愛猫が亡くなったことを知る。
涙が自然と流れる。外はいつの間にかスコールのような激しい雨。
結局3時くらいまでゆるゆる仕事をして、また桧風呂に入る。
電気を消して湯に入ると小さな庭の仄かな明かり、揺れる紅葉がとても幽玄である。
蒲団のなかではしゃいでいた両親のこととか色々を思い出しながら眠りについた。

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朝は宿の近くの喫茶梅さんでモーニング。
昼は私おすすめの焼き肉ランチで焼き係を名乗り出るも失敗、凹む。
でもハハは冷麺が今まで食べたどれよりもおいしかったといってくれて、
大阪に両親は帰っていった。
久しぶりの親子旅はまさかの京都。でも忘れられない最高の思い出になったのでした。

西陣やまがたさん
最大で9人まで泊まることができ、
とても立派な京町屋なので
ぜひおためしください。
写真スライドの中で、へへ、と笑っている私もおります。

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  1. 2018/07/02(月) 10:22:55|
  2. 暢気な日々なのだ
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特捜9最終回

夢を見てたよにあっという間。
それが今クールの特捜9でした。

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去年の渡瀬さんの死。
私ですら頬を思い切りぶたれたようなショックを受けて。
つまりそれだけ、人の心の奥深くまで沁み込む
魅力を持った唯一無二の偉大な人で。
渡瀬さんの死は、はたから見ても、
痛々しいほどに9係のキャストの皆さん、
スタッフの皆さんを深い悲しみに突き落としました。

そんななかでやり遂げた去年。

渡瀬さんのいつも言っていた言葉。
「一人でも欠けたら9係ではない…」

もう次はないかもしれない。

一年前。私は思いました。

だから続投の話を聞いたときは
少女漫画ヨロシク視界に花が咲きました。
ちょっと泣きそうでした。
「特捜9(ナイン)」というタイトルを
聞いたときはちょっと笑ってしまいました。
金丸さん(プロデューサー)は
結構いいタイトルと思うんだよ、といいました。
そして金丸さんはこのとき
このメンバーでこのドラマをまた撮れることは、奇跡だと思う
とポツリと言っていて
ここに漕ぎ着けるまでたくさんの苦労があったんやろうな、
奇跡を起こしてくれてありがとう、と思いました。

一話目の台本(準備稿)を読んだときは、深沢正樹さんの脚本に震えました。
そこには9係から特捜9へと変わるドラマが
鮮やかに描かれていて深沢さんの
真骨頂を見た(読んだ?)気がしました。

わたしはその内容をふまえ、
桜舞う中、再び集結する9係メンバー。
新たに加わる 宗方班長そして新藤刑事。
小宮山さんの持つスマホの向こうに加納係長。
そんなイラストを描きました。

そして私のイラストの表紙で届けられた第一話の台本は
スタッフみんなで推敲を重ねられ、さらに素晴らしいものになっていました。

飄々としているのに重みのある寺尾さん。
空気が読めないキャラのようで
驚くほどに礼儀正しく謙虚な山田さん。

12年一丸となって作り上げたチームに
驚くほど自然に溶け込んでくれました。
その背景にあったであろうプレッシャーを思うと、
もう、ただただ、感謝しかありません。
そして、おふたりの役者としての
凄さに舌をまきます。

そして。9係のメンバー。
キャストの方も、スタッフの方も。
気迫、すら感じられる、毎回の面白さ。

このメンバーでドラマを撮れることが、奇跡だと思う

そんな思いがひしひしと感じられて。

同時にみんなが全力で加納係長を
生かしている、ようで。

この必死さは
ここで加納係長は、渡瀬さんは生き続ける
と言っているようで。

私は今期の特捜9で、
なんていうんだろう、
最大級の愛の体現を見ているような気がしました。

さて。
ありがたいことにそんな特捜9は
高視聴率にも恵まれて評判も好調。
そして最終話が明日です。

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なんと。
最終話の、めちゃくちゃいいシーンの
撮影にわたしは立ち会うことができました。

テイクのたびに泣いてしまいました。
最近涙もろいな、私と、
周りを見たら、周りも泣いていました笑。

それは、あたたかい、だいじなひとを
ハグしたくなるような、シーンでした。

9係は1度解散し、
そして新たなかたちで
再び特捜9として集結する。

最終話の物語は
そのまま事実と重なります。

そして、そこには係長もいます。

ぜひ、見届けて下さい。

打ち上げでね、
ある人がいいました。

たとえオンエアがなくなったって。
毎年このメンバーで集まって
このドラマを撮りたいと。

係長が苦笑いをしている気がしました。

  1. 2018/06/13(水) 00:34:25|
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新宿ゴールデン街のひとびと

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5月。
沢山遊び、沢山出会い、沢山刺激を受け、
沢山感動をして、沢山食べて、沢山寝ました。
あ、それなりに仕事もしました。
結果、乏しい財布に沢山震えていますが、充実した1ヶ月でした。
そのなかの一部を書きます。

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5月某日。新宿ゴールデン街にいました。
伝説のハードボイルド喜劇役者であり
日本冒険小説協会会長内藤陳さんが営んでいた
新宿ゴールデン街・深夜プラス1。
軟派者の私は陳さんとしっかり語らうこともできないまま
陳さんは旅立ちましたが、
今も陳さんの一番弟子の須永祐介君(現深プラオーナー)にはよくしてもらっています。

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そんな深夜プラス1にも行きたかったけど、この日はお休み。
でも今回はメインの目的は別にありました。
目利きの祐介君の推す本を著者のお店にて手に入れたかった。
新宿で伝説の酒場をつくり突然閉めアマゾンに行き、
ふたたびゴールデン街に帰ってきた写真家佐々木美智子さん(84才!)の本。
祐介君や陳さんも含む新宿ゴールデン街の300人の写真と文を
独特なスタイルで書いています。

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敬愛の念を込めて以降おみっちゃんと呼ばせていただきますが、
おみっちゃんのお店は新宿ゴールデン街二階ひしょうと言います。
くるくる道に迷いながら、シンプラと同じ筋に発見。
会員制と書かれて閉じた扉に緊張が走ります。

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でも、私は祐介君に紹介してもらったんだからと扉を開けると
漫画みたいに急傾斜の階段。
段の幅も狭いので気を付けながら
84歳の方が昇り降りできるの???と疑問も持ちながら2階へ。
上がるとそこは歴史がしみたあたたかい空間。
だけど誰もいない。10回ほど声をかけると三階からおじさまが。
「おみっちゃんいない?」
おみっちゃんの弟さんらしい方とビールをのむ。
ほどなくおみっちゃんが帰ってくる。
おみっちゃんとのまったりした会話。

弟(さん)にアイスクリームを買いにいってもらったら
バターを買ってきたの(!)、どうかしてるでしょ?(…たしかに…)
で、違うと言ったらもう一回買いにいってくれたの、
でもアイスクリームじゃなくてプッチンプリンを3個も買ってきたのよ(!!!!)、
仕方ないから、私が買いにいったわよ

と言いつつ、手元のコンビニ袋には
アイスクリームではなくポカリスエット(のようなもの)が入っていて
おみっちゃんはそれを飲んでいる。
思いがけずアットホームで不思議な会話に癒されつつ、
本を買いたい旨伝えると、
本お買い上げのお礼にとプッチンプリンを頂く。
久しく食べていないプッチンプリン。そして飲みかけのビール。
どちらから先に進めようかとしばし迷い
先にプッチンプリンを食べる。
意外におなじラジオ番組が好きだったりして
安住紳一郎の素晴らしさを語り合う。
するとおみっちゃんの北海道の親戚から海の幸が届く。
おみッちゃん兄弟の二人の目が輝く。
北海道にお礼の電話をしてから皿に海の幸を取り分けてくださるおみっちゃん。

ビックリするほど新鮮で美味しい。
二人は色んな人に電話をして、海の幸を食べにおいでと誘い出す。
二人の声が部屋に響き渡るので電話の相手の人は聞き取れるのかと思うが
おかまいなしに、二人は電話し続ける。やさしい。なんとあたたかい。私は無性に面白い。
お誘いもひと段落して私も含め三人で並んで座り、海の幸を堪能する。
まるで親戚の家に来たような心持ちになる。
弟さんから海の幸には日本酒だよと珍しい北海道の日本酒をお裾分け頂く。
少し京都の日本酒に似ている気がする。
ふしぎでたのしいひとときを楽しみ、異常に急な階段をゆるゆる下り、
新宿ゴールデン街を後にした。
帰り道、頂いたニシンの干物が鞄から海の匂いをさせていた。

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貪るように読んだ。
佐々木美智子さんことおみっちゃんの300人に添えられた文章は柔らかく魅力的。
写真は衝撃的に確信的に画像も荒くおまけにドアップ。
決して奇をてらってこうしたわけではないだろうに、色々が奇抜。
しかも84才の女性の著作。しびれるほどに感動した。

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内藤陳さんの著書の
「読まずに死ねるか」というタイトルも思い出す。
世界はゾクゾクすル様な面白いことが転がってるな、と思えた
新宿の夜でした。

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  1. 2018/06/01(金) 13:23:52|
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